一連のジャニーズ関連だけでなく頂き女子やホスト刺傷などのホスト規制ネタに加えて、ちょっと前までのアイドルビジネスで秋元康さんが持ち上げられてきてやがて廃れたプロセスなどを見ても、やはりコト消費的な推しビジネスは乱獲の果てに終わり始めているんじゃないのかなあと思うわけです。
ゲーム業界の仕事をしていると、推しビジネス問題とはどうしても向き合わざるを得ず、その中でも一時期ソーシャルゲームが興隆し、あまりの利益率の高さに各社こぞって参入した経緯を思い出します。
いわゆる「ダークパターン」と呼ばれる、あたかもカネを突っ込めば望みのキャラクターが出るかのように偽装し、資金を突っ込ませる仕組みは、確かに当たればべらぼうに利益をもたらすけれど、正気を失ったユーザーの側からすると「騙された」と気づいて冷めたころには膨大に突っ込んだカネと、飽きたらゴミにしかならないイラストなどデジタルデータしか残らないという。
結局、それに気づいたお客さんは、散在してしまった苦い思い出を抱いた結果、単にそのゲームを辞めるだけでなくソーシャルゲームという市場そのものから退出してしまいかねないわけですね。
そして、大事なのは「推し」と「推し『ビジネス』」は異なる概念だということです。
・消費者に強いる「推しは推せるときに推せ!」
ソシャゲ業界と同じようなことは、一般的にもたくさん起きます。
「馬鹿だなあ」と揶揄するのは簡単なんですが、ハマっている期間、本当に応援に集中している人に「おまえ、それ何の意味があるの」と水を掛けるのもよろしくないわけで、そこはまあ自己責任でお願いします、ということになるんですよ。
ジャニーズ解体、ホスト規制、AKB商法…推しビジネスの「終わりの始まり」
— 文春オンライン (@bunshun_online) November 12, 2023
誤解を誘発する疑似恋愛はトラブルのもとhttps://t.co/hn5cBDHzRS#文春オンライン
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